令和6年度大学3年次編入体験記(筑波応用理工)

令和6年度3年次編入の体験記です。

 

受験校

豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学課程 合格

筑波大学 理工学群応用理工学類 合格

 

 

スペック

高専の電気・電子工学科

 

席次

1年 13位

2年 2位

3年 11位

4年 14位

だいたい40人中

 

TOEIC

3年秋(IP) 480

4年秋(IP) 445

4年11月  650

4年1月       665(提出)

 

3年秋のIPの前はちゃんと準備したつもりだったのですが想像以上に点が低く、ショックで1年気絶してたら35点下がってました。

そこから無理やり詰め込んだら1~2か月くらいで650点まで上がりました。

さらに2か月お祈りしたら700点取れる予定でしたが上がりませんでした。仕方ないので665点で提出。

 

 

志望理由

太陽電池の材料に関して学びたいと思い筑波大学の応用理工学類を第一志望にしました。

最初は東北大学の電子工学コースを第一志望にしていましたが、4年の春休みに化学がガチでキツいことに気づき断念しました(微積Ⅰと熱or波もキツい)。

あと、東北大学を第一志望にした場合も応用理工を受ける予定だったのですが、今年の日程は合格発表の直後に入学手続きだったため、東北大学の合格発表に間に合わないというのが決め手になりました。

 

 

第二志望は近くの国公立の総合大学(茨大、宇大、埼玉大、都立大とか......)にしたかったのですが、当然ながら倍率がバカほど高いのであきらめて撤退しました。

 

豊橋技科大は枠が多く倍率2倍前後で推移していて、太陽電池系の研究室もあったため受験を決めました。

↑これはあまりよくないかもしれません。応用理工は数学・力学・電磁気+TOEICで済むにもかかわらず、豊橋技科大は国語・数学・英語・専門科目(電気回路・電子回路・電磁気学)を必要とします。結果的に豊橋技科大受験直前の2週間程度は応用理工で使わない科目の勉強に時間をとられました。

(国語は対策なし、英語は1時間くらいの勉強で受かったから結果的には問題ないかも)

 

~4年冬

課題とテスト前くらいは勉強していましたが、編入を見据えたことは特にやってません。

長期休暇に微積Ⅰと線形代数の学校で配られる問題集は解いてました。

4年の秋に編入体験記を片っ端から読んで必要そうな本を買いました。東北大学筑波大学は範囲が結構被るので同じような本でOK。

微積Ⅰは結構覚えていたのですが微積Ⅱは全てを忘れていたので、教科書に載ってる問題と問題集の問題を解いたような気がします。CHECKは一通り解いて、STEP UPは楽そうな問題だけ解きました。

物理は何もやってません。全部忘れた。

TOEICは↑の通りで1月末に受けて終了しました。700点は取りたいと思っていたのですが、あと1~2か月で他の受験生と差がつくほど上がる保証はなく、それ以上に数学と物理の進度がヤバすぎると思ったのであきらめました。結果的に正解。

化学の教科書の問題を解いたり基礎問題精講解いたりもしてました。

 

4年春休み

編入試験の勉強を開始しました。カスです。もう少し早く始めると余裕ができます。

 

数学

微積は『編入数学徹底研究』から始めました。

が、全然できないので答えをチラチラ見ながらダラダラ書いてました。知らない知識は教科書を読んだり検索したりしてました。

また、1min.様の解説動画も大変参考になりました。感謝申し上げます。

1min. - 編入数学演習『編入数学徹底研究』 - YouTube

章末問題は難しいのでちょっとやって諦めました。受験が近くなったらできるようになるんだろうな......と思っていたのですが結局最後までできませんでした。

 

編入数学徹底研究』と同時並行で『ベクトル・行列・行列式 徹底演習』を始めてました。

本文と例題はざっと読むだけで練習問題だけ解きました。難しい問題はすぐ答えを見てました。粘ったほうがいいんだろうけど、つらいので......

 

『ベクトル・行列・行列式 徹底演習』を1周して『編入数学徹底研究』を何週か(章によってバラバラ)したところで春休み終了。

 

物理

力学は『物理のエッセンス 力学・波動』から解き始めました。もともと不得意だったのですが、やってなさすぎて全然解けませんでした。微分方程式はフル活用して、答えとネットの解説を見ながらなんとか1周しました。

その後は『大学生の初等力学』を解き始めました。エッセンスでギリギリのカスだったのでめちゃくちゃ難しく感じました。

 

電磁気学は全く知識がなく、問題を解くレベルまで達していませんでした。そのため、細川敬祐先生の基礎電磁気学の講義を全部観るところから始めました。

基礎電磁気学 - YouTube

この動画がなければ電磁気学ができるようにはなりませんでした。本当に感謝しています。

クーロンの法則から始まり、マクスウェル方程式積分形に関して丁寧に解説している内容になっています。編入に必要な知識がほぼ全て身に付きます。カリキュラムの都合で授業に電磁気学がなかった方にもおすすめです。

電磁気学第二の動画も上がっていますが、そちらはマクスウェル方程式微分形と電磁波の導出がメインの内容なので、編入試験の問題を解く上では必須ではないと思います。ただ、電磁気学の理解がより深まるので、余裕があれば視聴すると力がつくと思います。

全部観てノートをとったあとはノートを見ながら『大学生のための電磁気学』を解いてました。

 

~5年5月

数学

編入試験徹底研究』をぐるぐる周回して結構できるようになってきたな~と思うようになったら『編入数学過去問特訓』を始めました。

応用理工で頻出の範囲(第2章、第6章)しかやりませんでした。A問題とB問題は全部、C問題はしんどくなさそうな問題だけ3~4周くらいしました。

『大学編入のための数学問題集』も始めました。過去問をざっと見て出そうな問題だけサラッとやりました。

忘れたらその都度徹底研究に戻ってました。

 

物理

『大学生の初等力学』と『大学生のための電磁気学』をゴリゴリ周回してました。これも過去問を見て出そうな問題(力学は剛体、電磁気は電界、磁界、電磁誘導)だけやって、明らかに出ないだろうな~って問題は解いてませんでした。

電磁気学演習 [新訂版]』も7章と9章以外1周しました。

 

5年6月・7月

だいたい↑と同じで過去問を解き始めました。

豊橋技科大の前10日くらいは技科大の過去問の数学と専門科目だけやってました。

このあたりで高橋先生のチャンネルの存在に気づきます。

高橋ユウコ - YouTube

筑波をはじめ多くの編入試験の数学の解説が投稿されています。本当に助けられました。ありがとうございました。

 

 

問題集は毎回雑に解いて周回するのが合っていた(というより丁寧に解くのは集中力がもたなくてつらい)ので結構な回数周回しました。

勉強時間も長くできなかった......たぶんMAX6時間で普通3~5時間くらい?0の日もあります。時間よりも過去問を見て狙いを絞り、いい問題を解くのが大事のような気がします。

各大学個別の記事も書くかもしれません。

 

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